インドのタタモーターズは、5日に開幕したデリーモーターショー12(デリーオートエキスポ2012)において、『サファリSTORME』を初公開した。
同車は、SUVの『サファリ』の進化バージョン。初代サファリは1998年にデビュー。2005年に大幅改良を実施した。今回、2度目のビッグマイナーチェンジを受け、サファリSTORMEに生まれ変わった。
外観は、フロントマスクを大幅に変更。グリルやヘッドライト、バンパーのデザインを一新し、モデルチェンジを施したような変身を遂げた。ボンネットも手直しを受け、パワーバルジを追加。リアは、スペアタイヤを背面から床下に移設し、洗練された雰囲気を醸し出す。
インテリアはクオリティの向上を追求。ベージュのシート地やレザー製ステアリングホイール、ウッドトリムなど、ラグジュアリーなSUVに仕立てられた。
パワートレインは、2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル。最大出力は140ps、最大トルクは32.6kgmを引き出す。トランスミッションは5速MT。駆動方式は4WDを基本に、スイッチ操作で2WDに切り替えが可能。サファリで好評のオフロード性能にも磨きがかけられている。
タタモーターズはサファリSTORMEを、「ニュージェネレーションのサファリ」と表現。ライバルのマヒンドラ&マヒンドラが発表した『XUV500』に対抗する方針だ。