19日、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社が破産申請前に、トルコ政府に買収話を持ちかけていたことが判明した。
これは20日、スウェーデンのニュースサイト、『The Local』が報じたもの。同メディアがスウェーデン駐在のトルコ大使、Zergun Koruturk氏から得た話として、「14日、サーブのビクター・ミューラーCEOがトルコ大使団と面会し、その席でサーブの買収を打診してきた」と伝えたのだ。
この面会は、ミューラーCEOの要請で実現したもの。前述のトルコ大使、Zergun Koruturk氏によれば、同CEOは、トルコが独自の自動車ブランド構想を掲げているとの情報を元に、トルコ政府がサーブを保有することを提案してきたという。
しかし、「これ以上の進展は何もない」と、Zergun Koruturk氏は同メディアに語っている。