18日午後11時50分ごろ、岡山県美咲町内の国道53号で、徒歩で道路を横断していたとみられる42歳の男性がクルマにはねられる事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に64歳の男を逮捕している。
岡山県警・美咲署によると、現場は美咲町原田付近で片側1車線の直線区間。横断歩道は設置されているが、信号機は無く、街灯も設置されていない。42歳の男性は徒歩で道路を横断していたところ、進行してきたクルマにはねられたものとみられる。
男性は約15m弾き飛ばされ、道路沿いの駐車場に倒れているところを近隣住人が発見。近くの病院へ収容されたが、外傷性ショックなどが原因で約1時間後に死亡した。
現場周辺には乗用車のものとみられる破片が散乱しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約40分後に津山市内に在住する64歳の男から「動物のようなものをはねた」という通報が寄せられた。
男が所有するクルマのフロントガラスには衝突痕があり、事故現場で採取した破片とも一致したことから容疑車両と断定。男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
調べに対して男は「人に当たったという認識はなかった」などと供述しているようだ。