神戸製鋼、中国のアルミ圧延大手と提携

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新拠点位置図
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神戸製鋼所は、中国でのアルミ板事業を拡するため、中国のアルミ圧延大手と提携して内モンゴル自治区包頭市に合弁によるアルミ板製造会社を設立することで基本合意した。

中国のJiangsu ALCHA Aluminiumと業務提携する。新会社の社名は未定で2013年1月に設立する。資本金は20億人民元(約240億円)で神戸製鋼が80%、ALCHAが20%出資する。2015年から自動車材と缶材を中心とするアルミ板を製造する。生産能力は年産約20万t。

中国におけるアルミ板材の需要は急速に拡大している。世界各国からアルミ板材の顧客となる企業が現地に進出しはじめていることもあり、自動車材、缶材など、神戸製鋼が主力とする製品分野も今後、一層の需要が拡大が見込まれる。

新設する合弁工場は、日本と同等の高品質なアルミ板を製造する。特に、熱間圧延工程と冷間圧延工程では、最新鋭の設備を導入する計画。

工場の設立予定地である内モンゴル自治区包頭市は、豊富なエネルギー資源や労働力に恵まれており、これらの設備と立地を活かした競争力ある生産拠点を目指す。

今後、両社で合弁会社設立に向けた詳細な事業化調査を進め、来年春を目処に最終契約を締結する予定。

《レスポンス編集部》

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