日野自動車は、中型路線バス、日野『レインボーII』を改良し、ポスト新長期排出ガス規制に適合させて11月30日から販売開始した。
小排気量で軽量・低燃費の4HK1型排気量5.19リットルエンジンを採用するとともに、尿素フリーの排ガス後処理システムによりポスト新長期排出ガス規制に適合させた。
「4HK1」型エンジンは小排気量でありながら従来より大きなトルクを発揮する。充分な動力性能を確保しながら、発進時にエアコンをカットする制御の採用などにより燃費も向上した。
また、全車にABS(アンチロックブレーキシステム)を標準装備した。室内握り棒の形状を見直し、安全性の向上を図った。このほか、新型メーターの採用や側窓、室内装備の改良によりドライバーの運転操作性、乗客の乗降性や快適性の向上も図った。
価格はSDG-KR290J1ノンステップ単区間(前乗・中降)が1976万1000円。