富士通テンは17日、開発中のカーナビやカーオーディオ、これら複合機のソフトウェアの不具合を自動で評価するシステムを自社開発し、自社製品の開発に活用を開始したと発表した。
増大するソフトウェアテストの自動化により、重要機能評価へのリソース集中配分と、機械化によるテスト精度の向上を実現。同社では、製品品質の信頼性向上につながるとしている。
テスト精度は、例えば、人手では3000回かかる不具合再現を70回で実現。2011年度は3000時間の評価時間を削減し、重要機能評価への人員シフトを行い、評価実験全体での品質向上を目指す。
また、現在、省機能でローコストなタイプ、車の電源特性を忠実に再現する高機能タイプの開発も進めており、年内の稼動を目指している。