西川ゴム工業は、メキシコに新会社を設立すると発表した。
また、インドの持分法適用会社の社名・出資比率を変更することも発表した。
メキシコに自動車用ゴム製品の製造加工する新会社「ニシカワ・クーパー・メキシコ」を設立する。西川ゴムの100%出資子会社のニシカワ・オブ・アメリカが全額出資して設立するが、2013年の量産開始以降、クーパー・スタンダード・オートモーティブが20%出資する予定。
主要納入先のマツダがメキシコに新工場を建設するため、南米圏での現地生産の基盤を確立する必要があると判断した。今後は、メキシコ新会社を足がかりに、自動車用ゴム製品を中心に海外顧客への対応強化と製品の拡販で事業の拡大を図る。
一方、同社はインドで自動車市場戦略を強化するため、合弁会社「ANAND・ニシカワ」への出資比率を従来の20%から50%に引き上げる。従来通り持分法適用会社として連結子会社にはしない。