死亡ひき逃げの大型トラック、防犯カメラ映像から特定

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10月下旬に三重県伊賀市内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、三重県警は3日、群馬県吉岡町内に在住する38歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているという。

三重県警・伊賀署によると、問題の事故は2011年10月31日の午後7時20分ごろ発生している。伊賀市千歳付近の県道を自転車で走行していた61歳の男性に対し、トラックとみられる車両が追突。路上に投げ出された男性は同じ車両にはねられ、頭部強打が原因で死亡した。

男性をはねた車両はそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場近くに設置された防犯カメラは、速度を上げて逃走する不審な大型トラックの様子を撮影していた。

警察が周辺の捜索を行っていたところ、2日になって特徴が酷似した大型トラックを発見。車両の破損部位と、現場から採取した破片が一致したことから容疑車両と断定し、運転していた38歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「何かに当たったとは思ったが、確認しないで走り去った」などと供述しており、警察が事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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