10月28日、中国企業2社による買収を発表したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。その買収計画を、中国政府が承認する可能性が高くなった。
これは1日、『ロイター』が報じたもの。上海で開催中の産業フェアにおいて、同メディアの取材に応じた中国工業情報省の苗大臣は、中国2社によるサーブの買収計画について、「原則的に支持する」と話したという。
2011年5月から6月にかけて、中国のパンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマン(青年汽車集団)の2社が、相次いでサーブとの間で出資契約を締結。しかし中国政府は、両社の出資計画の承認に難色を示していると伝えられていた。
今回の大臣の発言は、サーブの買収計画を中国政府が承認する可能性が高くなったものとして、注目できる。