23日、中国企業2社との資本提携に向けた仮契約を、白紙に戻すと発表したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。しかし、中国2社は、この決定を認めていないようだ。
25日、『ロイター』が報じたところによると、サーブの中国出資パートナー、パンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマン(青年汽車集団)の2社は、サーブとの間で結んだ資本提携に向けた仮計画が、まだ有効であると主張しているという。
中国2社は当初の計画とは異なり、サーブの資本を100%掌握し、買収する方向へと転換。しかし、サーブの親会社、スウェディッシュオートモビルは、これに反発しており、今後の紆余曲折が予想される。