ユタカ技研は、自動車部品の受注が想定を上回って推移したため、2011年9月中間期の連結決算業績見通しを上方修正した。
東日本大震災影響による部品不足で自動車メーカーが減産し、同社の受注も大幅に減少すると想定していたが、予想以上のペースで自動車生産が回復、主に日系の自動車メーカーから四輪車の部品の受注が想定を上回って推移した。この結果、売上高は従来予想よりも13億円プラスの683億円となった。
収益も売上高が想定を上回ったのに加え、経費削減効果も想定を上回った。営業利益は前回予想より3億5000万円増の10億5000万円、経常利益は2億5000万円増の10億円となった模様だ。
当期純利益は1億円を予想していた、前年同期実績と比べても増益となる3億7000万円となった。