酒酔い運転でひき逃げの容疑者、別の事故にも関与か

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埼玉県警は7日、埼玉県川口市内で飲酒運転の末にひき逃げ事件を起こしたとして、36歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒酔い運転、ひき逃げ)容疑で逮捕した。近くで発生した別のひき逃げに関与した疑いもあり、調べを進めている。

埼玉県警・武南署によると、逮捕された男は6日の午後9時ごろ、泥酔に近い状態で軽乗用車を運転。川口市峯付近の県道で道路工事によって生じた渋滞の車列に追突。最後部に位置していた乗用車を運転していた22歳男性と、同乗していた34歳男性に頚部打撲などの軽傷を負わせた疑いがもたれている。

男はそのまま逃走したが、被害を受けた男性が追跡。約200m離れた場所でブロック塀に突っ込んで自走不能になったところを、通報を受けて駆けつけた同署員に取り押さえられた。アルコール検知の結果、高濃度のアルコール分を検出しており、「事故のことは覚えていない」と供述したことから、泥酔状態と判断。酒酔い運転などの容疑で逮捕した。

さらに調べを進めたところ、約5分前の午後8時55分ごろに約1km離れた草加市苗塚町付近の県道で、横断中の歩行者が赤信号を無視して進行してきた軽乗用車にひき逃げされ、重軽傷を負う事故が起きていたことが判明した。

逮捕された男が運転していたクルマは、この事故の容疑車両と特徴が似ており、警察では逃走中に2件目の事故を起こした可能性が高いとみて、男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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