岡谷鋼機が発表した2011年8月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比3.1%減の40億0900万円と減益となった。
売上高は同2.9%増の3311億6900万円と増収だった。鉄鋼は、東日本大震災でサプライチェーンが寸断され、自動車の生産が低下したものの、6月後半から急回復したほか、輸出が伸びた。産業資材は自動車向けメカトロや化成品が減少したものの、海外向け設備機械が順調だった。
非鉄金属分野では電子材料や原料、レアアースが増収となった。
収益では原材料価格高騰などの影響や為替差損の影響で、経常利益が同2.9%減の50億0900万円と減益だった。当期純利益は貸倒引当金の戻し入れに伴う特別利益を計上したことから1同67.8%増の48億4000万円と増益となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。