帝国データバンクは、12回目となる東日本大震災関連倒産の動向調査結果をまとめた。
9月30日現在の速報によると、9月の「震災関連倒産」は38件判明し、前月比37.7%の大幅減少となった。地震の発生した3月を除いて、月別で比較可能な4月以降で、月間倒産件数は最少となった。
消費自粛の一服や、自動車業界をはじめとする生産回復などもあり、倒産は減少した模様だ。
都道府県別で9月は東京が10件と最も多い。次いで福島の5件、宮城の3件と続く。
倒産パターン別では、「間接被害型」が34件、「直接被害型」が4件だった。業種別では「建設」が7件で最も多く、「水産」が3件で続いた。