日本精工は22日、オートマチックトランスミッション用の「油流制御機能付き一体型スラストニードル軸受」を開発したと発表した。
新製品は、軸受の外径レースをATオイルが軸受内部に流れ込み易いように設計。さらに、保持器に油流向上のための孔を設けることで、従来の1.5倍の油量が軸受内を滑らかに貫通。ATの高効率化や信頼性の向上を可能としている。
また新製品は、ころ・レース・保持器が一体化しており、AT内への組み付けが容易で、生産性向上にも貢献する。
同社では、新製品の売上として2016年に10億円を目指す。