欧州日産は15日、8月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は4万0569台。前年同月比は25%増と、7月の16%増を上回り、2か月連続で2桁増を記録した。
市場別では、ロシアが1万1289台を販売して、日産の欧州新車セールスにおける最大市場に君臨。引き続き、現地の日本ブランドで最大のシェアを維持している。
モデル別では、小型SUVの『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)が牽引。2010年9月に投入された『ジューク』も、順調に販売を伸ばす。『エクストレイル』も、ロシアを中心に人気が高い。
欧州日産の2011年1〜8月新車販売は、44万7302台。8月単月の市場シェアは、3.6%に伸びた。同社のGuillaume Cartier販売担当副社長は、「通常、8月は販売が落ち込むが、日産の強固な車種ラインナップが、販売増につながった」とコメントしている。