ヤマダ電機、スマートハウスビジネス強化のためエス・バイ・エルを買収

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ヤマダ電機は、エス・バイ・エルを買収すると発表した。株式公開買い付けを実施するとともに、エス・バイ・エルが発行する第三者割当増資を引き受け、子会社化する。

ヤマダがエス・バイ・エルを買収するのは、「スマートハウスビジネス」を強化するのが目的。

エス・バイ・エルは、老舗住宅メーカーで、木質パネル工法を主体とする高い技術力に定評がある。

ヤマダは「省エネ」家電の積極的な提案や普及推進、太陽光発電システム提案による「創エネ」、自ら創り出した電力や余った電力を蓄え必要な時に使える「蓄エネ」の提案に注力している。

昨年12月には電気自動車の販売を開始、今年3月にはヤマダ電機スマート販売を設立してスマートグリッド事業本部を設立し、これまで別個に行っていた太陽光発電・店頭でのオール電化・電気自動車の販売、中古住宅販売のそれぞれの事業を統合した。多種多様なスマートハウス関連商品をトータルに、ワンストップで提供している。

一方で東日本大震災による電力不足の影響から、全国的な省エネ意識の高まりは急速に拡大しており、同社グループとしてスマートハウスビジネスの事業展開のスピードアップが急務で、そのためには新築住宅を含めた住宅事業のノウハウの獲得が必要であると判断した。

TOBでの買付価格は1株当たり62円。買付予定は8500万株で、議決権ベースで50.64%の取得を目指す。買付代金は52億7000万円を見込んでいる。

また、第三者割当増資は、3500万株を引き受ける。TOBが買付予定の上限で成立した場合、ヤマダの出資比率は59.10%となる。

《レスポンス編集部》

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