ブリヂストンが発表した2011年6月中間期の連結決算は、モデルミックスの改善などで営業利益が前年同期比19.4%増の936億円と増益となった。
売上高は同5.3%増の1兆4591億円と増収となった。東日本大震災で国内の自動車生産台数が減産となった影響はあったものの、市販用タイヤの販売が好調だった。欧米では、ランフラットタイヤや超高性能タイヤの販売が伸びた。
収益では付加価値製品の販売増の効果で、経常利益は同35.2%増の918億円となった。当期純利益は同21.6%増の541億円だった。
通期業績見通しは欧米の市販用タイヤ本数が想定を下回ったことなどから、売上高が前回予想よりも600億円マイナスの3兆1300億円に下方修正した。付加価値製品の販売増加など、モデルミックスの改善で収益は営業利益が270億円増の1940億円、経常利益が290億円増の1800億円、最終利益が210億円増の1150億円となる見通し。