椿本チエイン第1四半期決算…自動車不振をチェーン事業などがカバー

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椿本チエインが発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比8.0%減の23億3200万円と小幅な減益となった。

売上高は同0.4%増の330億5700万円と微増だった。自動車部品は、東日本大震災の影響などで日本、北米、中国で自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムの販売が大幅に減少した。しかし、工作機械業界向けや食品業界向けの駆動用チェーン、搬送用チェーン、ケーブル・ホース支持案内装置などの販売が好調に推移した。精機も工作機械業界向けや液晶・半導体関連業界向けに好調だった。

収益では、自動車部品の減益の影響で、経常利益は同6.0%減の23億6400万円と減益だった。当期純利益は同16.9%減の12億3200万円だった。

震災の影響で公表を見送っていた通期業績見通しは売上高が同1.3%増の1400億円、営業利益が同1.6%増の112億円、経常利益が同0.1%減の111億円、最終利益が同1.7%増の62億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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