ひき逃げ容疑者、通行人を装って通報

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10日午前2時40分ごろ、新潟県新潟市中央区内の市道で、道路を横断していたとみられる32歳の男性がひき逃げされる事件が起きた。男性は収容先の病院で死亡。警察は第一発見者を装って通報してきた32歳の男をひき逃げなどの容疑で逮捕している。

新潟県警・江南署によると、現場は新潟市中央区南長潟付近。32歳男性は徒歩で道路を横断していた際、進行してきたクルマにひき逃げされたとみられる。

午前3時40分ごろに通行人から「血を流した男性が路上に倒れている」との通報が寄せられたが、警察や消防が現場へ駆けつけた際には通報者は立ち去っていた。男性は近くの病院へ収容されたが、内臓破裂が原因でまもなく死亡した。

警察が周辺の捜索を行ったところ、現場近くで前部に衝突痕のある乗用車を発見。所有する32歳の男を追及したところ、ひき逃げ容疑を認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

後の調べで、この男が事故から約1時間後に徒歩で現場へ戻り、第一発見者を装って消防に通報していたことも判明した。調べに対しては「人にぶつかって、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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