8日午前2時30分ごろ、東京都江戸川区内の首都高速道路・7号小松川線の下りで、パンクしたタイヤの交換を行うために道路左側の路肩に停車していた乗用車に対し、後ろから来たタクシーが追突。男性3人が死傷した。警察はタクシー運転手の男を逮捕している。
警視庁・高速隊によると、現場は江戸川区西一之江付近で片側2車線の直線区間。乗用車は走行中にタイヤがパンク。交換作業を行うために道路左側の路肩に停車していたところ、これに気づかず後ろから進行してきたタクシーが追突したとみられている。
この事故で車外に出て作業を行っていた男性3人が次々にはねられ、51歳の男性が死亡。他の2人も足を骨折するなどの重傷を負った。警察はタクシーを運転していた板橋区内に在住する61歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。
調べに対して男は「直前までクルマが止まっていることや、車外に人が出ていることに気づかなかった」などと供述しているようだ。現場には街路灯が設置されているが、節電のために消灯されていた。