トヨタ自動車が9月19日より販売を開始する『アベンシス』。開発主査の松本章氏は「いわゆるDセグメント、VW『パサート』、フォード『モンデオ』などを競合車種とする、欧州トヨタブランドのフラッグシップモデルとして開発しました」と語る。
松本氏は「開発も欧州市場専用車として現地で走り込み、先代モデルの“カチッ”とした乗り心地をひとつ進化させ、しなやかな乗り味を目指しました。新型モデルでは、高速道路やワインディングにおいて、フラットでありながら硬さとか“ゴツ”っとしたところ感じさせないものに仕上がっているかと思います」。
「今回日本市場には、欧州仕様のチューニングをそのままに導入します。カルディナやレガシィのようなワゴンにスポーツ性を求めるユーザー層というよりか、この車では生活と密着したところでワゴンを求める、ポストファミリー層がメインになってくるかと思います」と語った。