東京ビッグサイトで開催された「次世代自動車産業展2011」(15~17日)で、遊園地にあるようなユニークな形をした電気自動車(EV)が登場した。
製作したのは日本大学生産工学部機械工学科邉研究室の学生で、車の名前は『Bash』。「当初は車体のコンテストに出すためだったので、EVにする予定はなかった」とそうだ。
不要になった貯水タンクを半分に切断し、それを型にして、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)のボディを成形。すると、だんだん欲が出てきて、EVをつくってみようか、となった。
しかし、巷で見かけるEVでは面白味に欠けると、GFRPだけでつくることに挑戦。その結果、タイヤとバッテリー以外はすべてGFRPのものが完成。ただ、走りについては力を入れてこなかったため、30km/hと少々物足りないものになってしまった。
「次につくる2号車は走りを意識したものにします」と製作者の学生は熱く語っていた。