NEC、ブラジルの中核都市のスマートシティ開発プロジェクトに参画

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NECは6月13日、ブラジル大手企業グループのオーデブレヒトの傘下で都市開発を進めるアリーナコンソーシャムと協力し、ブラジル中核都市ペルナンブッコ州の州都レシフェ市近郊で計画される「スマートシティ開発プロジェクト」に参画すると発表した。

レシフェ市は、2014年開催予定のサッカーワールドカップのための新たな競技場の建設が予定されており、ペルナンブッコ州は、その周辺地域をイベント終了後も継続して発展できる次世代スマートシティとして都市開発する計画だ。

今回、NECはアリーナコンソーシャムと共同でクラウドコンピューティングを活用した電子政府やインテリジェントエネルギーシステム、様々な大規模イベントに耐えるICTインフラの構築など、観光や物流の中核拠点として継続的に発展できるICTを駆使した次世代都市インフラを提案する。

NECはパブリックセーフティ、RFIDなどのセンシングデバイス活用ソリューションで世界30カ国に導入実績があり、国内外でスマートハウスや蓄電などの環境・エネルギーソリューションなども展開しているほか、イタリア大手電力会社との次世代スマートグリッドシステムの共同開発などで培った経験をもとにプロジェクトに取り組む。

また、今後の取り組みをもとに、スマートシティソリューションのパッケージ化を進める。上期中には世界5極の地域統括会社やコンピテンスセンターを核に、新興国を中心としたスマートシティに対し、地域ニーズに対応した提案活動を展開する。

スマートシティは新興市場を含め世界中で注目されており、今後の成長も見込まれることから競争力を強化するとともに、事業を積極展開していく。

《レスポンス編集部》

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