スズキは31日、日本自動車工業会での合意に基づいて7月から9月の3か月間の休日を土曜・日曜から木曜・金曜に変更すると発表した。
国内営業部門など一部を除く全部門が対象になる。同社は本社・工場とも静岡県内にあり、東京電力と東北電力管内の大口需要家に課されるピーク電力の15%削減義務の対象外だ。しかし自工会で全国の工場を対象に休日振り替えを実施することを決めたため、業界の取り組みに足並みを揃え全社的に取り組むことにした。
同社は1978年以降、社内の冷房の設定温度を28度以上、湿度は60%以上とし、蛍光灯の全てをひも式スイッチにして個別消灯による節電を行っている。昼休みなどは一斉消灯を行っている。また「2000年以降は間接部門はノーネクタイ、半袖シャツの着用を実施するなどかねてから様々な夏季の節電に取り組んできた」とし「今後もエネルギーの有効活用と一層の節電に取り組んでいく」としている。