福岡県は5月24日、「平成23年度 世界に打って出る若者育成事業」について発表。県内の高校・大学などを対象に、補助の対象となる海外体験プログラムを募集する。
国際的な視野を備え、社会に貢献する若者の育成が求められる一方で、米国への留学者数は減少傾向にあるなど若者の内向き志向が懸念される中、同県では今年度から新たに「世界に打って出る若者育成事業」をスタートするという。
同事業は一人でも多くの若者に世界を知り、感じてもらうことにより、将来、世界を舞台に活躍する志を持った青年へと導くきっかけになることを目的としたもの。県内の高校・大学等が実施する海外体験プログラムに参加する生徒・学生を、金銭的に支援していく。
補助額は、1プログラムあたりアジア諸国で上限70万円(学生1人あたり上限7万円)、アジア諸国以外では上限150万円(学生1人あたり15万円)となっている。助成数は高校生・大学生それぞれ100人程度。1つの高校・大学等から申請できるプログラムは、原則として5件までとなっている。