VWジャパン「あんしんパッケージ」、ローン利用者の9割が利用

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フォルクスワーゲングループジャパンのジェリー・ドリザス社長は19日、「ソリューションズ5年あんしんパッケージ」の適用が、ローンなど現金以外での購入者の9割に達していることを明らかにした。

ソリューションズ5年あんしんパッケージは、『ゴルフ』および『ゴルフヴァリアント』を対象に、残価設定型ローン5年プランに1.99%の特別低金利と初度登録から5年間のメンテナンス費用無償を組み合わせたもの。

ドリザス社長は同日、都内で開いた新型『パサート』の発表会で、「あんしんパッケージは初期費用を軽減するとともに車両維持に対する顧客の不安を取り除くことを目的としている。導入後、対象モデルをローンで購入する人の90%があんしんパッケージを利用している」と述べた。

VWジャパン広報によると、ゴルフの購入者のうち現金と自動車ローンなど現金以外での支払の割合はほぼ半々という。このため、あんしんパッケージの利用者は5割近くになる。あんしんパッケージは6月末までの期間限定で適用される。

一方、ドリザス社長は足元の販売状況について「4月は前年比6%のプラスだったが、1月からの累計ではマイナス6%となっている。これはVW車の世界的な供給不足がある」とした上で、「ショールームへの来場や受注は順調だが、残念ながら登録に至っておらず、4月末時点では3500台の受注残が発生している」と述べた。

日本自動車輸入組合の統計によると、4月のVW車の販売実績は前年同月比5.9%減の2970台で、1月から4月までの累計台数は前年同期比6.1%減の1万4647台となっている。

《小松哲也》

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