東京商工リサーチが発表した4月の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同月比6.7%減の1076件と21か月連続でマイナスとなった。
負債総額は同3.5%増の2795億6700万円で6か月ぶりに前年を上回った。
震災関連の倒産は25件発生し、累計では33件となった。
地区別では9地区のうち6地区で前年同月を下回り、震災の直接被災地である東北は4か月連続で前年を下回った。産業別では建設業が22か月連続で減少したのに対して、不動産業は2か月連続で増加、サービス業他も4か月ぶりに前年を上回った。
原因別では「運転資金の欠乏」が3か月連続で前年を上回った。負債額10億円以上の大型倒産は同6.1%減の46件で、5か月連続マイナスだった。
従業員被害者数は同21.6%減の6802人だった。業種別では飲食業、宿泊業、旅行業が増加した。