ミシュランは、日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第2版の掲載地を5月13日のフランスでの発売に先駆けて発表した。第2版は東日本大震災の影響で発行を延期していた。
今回、新たに熊野古道(熊野三山、那智の滝、熊野本宮大社)、知床国立公園、摩周湖、阿寒湖を「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三ツ星とした。
また、震災前に現地調査した松島・瑞巌寺は三ツ星でそのまま紹介している。
改訂版では、ミシュラン・グリーンガイドの編集者が日本政府観光局と連携し、2009年11月から2010年9月にかけて日本を訪れ調査を実施。約100か所の観光地を新たに掲載して内容の充実を図るとともに、掲載地の実用情報を見直して更新した。
日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は、「この本で紹介している観光地の多くは震災前と変わらない魅力と平穏さを保っていますが、外国人観光客の姿が減っていると聞きました。この改訂第2版の発行によって、日いずる国を訪れる人々が増えることを心から願っています」とコメントしている。