三菱樹脂、アルミナ繊維を増産---排ガス処理装置

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三菱樹脂は、世界での排ガス規制の強化に伴い需要が伸長しているアルミナ繊維「マフテック」の生産能力を増強するため、新ライン2系列を坂出工場に増設する。

アルミナ繊維のマフテックは、1600度を超える高温環境下でも長時間の断熱性、クッション性を維持でき、自動車の排ガス処理装置用触媒コンバーターやDPF(ディーゼル微粒子除去装置)のサポート材、高炉用断熱材として需要が増えている。

同社は今年3月、直江津工場で年産300tの新ラインを立ち上げ、生産能力を年産約4800tに増強した。自動車の排ガス処理装置の旺盛な需要は、増産を上回る勢いで伸長している。この旺盛な需要に対応するため、坂出工場に新たにライン2系列、年産800t分を増設を決定した。竣工は2012年1月末から5月末の予定。

アルミナ繊維は、新興国での自動車生産台数の増加や世界各国の排ガス規制の強化に伴って今後も需要が伸びる見通し。同社は、マーケットの状況を注視しながら、今後も供給能力を増強していく。

《レスポンス編集部》

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