川崎重工、韓国向けに20MW蒸気タービン発電設備を出荷

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川崎重工 蒸気タービン発電設備
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川崎重工業は、韓国の釜山鼎冠エナジー向けに発電容量20MWの蒸気タービン発電設備を神戸工場から出荷した。

今回出荷した蒸気タービン発電設備は、同社が2006年9月に韓国の現代建設から受注したもので、現代建設が建設工事を請け負う釜山市内の発電所に設置する。

発電所は、釜山鼎冠エナジーが釜山市に建設中のニュータウンに熱と電力を供給する設備で、電力と併せて蒸気を利用した韓国独特の暖房設備であるオンドル用に蒸気を供給する。

世界的な原油高や環境・エネルギー問題に対する意識の高まりを背景に、韓国政府は、省エネルギー、温室効果ガスと大気汚染物質の低減を目的に、都市部を中心に天然ガスを利用した地域熱電併給事業を長期計画で推進している。今回のプロジェクトもこの一環で、釜山鼎冠エナジーが事業化する。

川崎重工は、1956年から産業用蒸気タービンの製作を手掛けている。今回のプロジェクト向け蒸気タービン発電設備の出荷で、韓国向け発電用蒸気タービンの納入実績は計37基となり、全世界では340基以上になる。

《レスポンス編集部》

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