ホンダ米国販売、主力3車が牽引…3月実績

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米国ホンダは1日、3月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は13万3650台で、前年同月比は18.9%増(季節調整済み)。7か月連続で前年実績を上回った。

ホンダブランドの乗用車系では、主力車種の『アコード』(日本名:『インスパイア』)が前年同月比11.2%増の3万3616台と、2か月連続のプラス。この中で、09年11月に発売された『アコードクロスツアー』は、2083台を占める。『シビック』も33.8%増の3万1213台と、2か月連続で前年実績を上回った。

『フィット』は前年同月比43.4%増の6955台と、7か月連続で増加。ハイブリッドでは、新型『CR-Z』が1685台をセールス。『インサイト』も62.2%増の2782台と好調だ。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、10年9月に新型を発売した『オデッセイ』が、前年同月比4.5%減の1万0586台とマイナスに転じた。大型SUVの『パイロット』も、11.3%減の9608台と13か月ぶりのマイナス。しかし、主力車種の『CR-V』は2万1998台をセールス。前年同月比は42.7%増と、7か月連続で前年実績を上回った。

アキュラブランドの乗用車系では、主力の『TSX』が前年同月比11.9%減の2810台と、7か月ぶりに減少。大幅改良を控えた『TL』も、1.8%減の3995台と、3か月ぶりのマイナスだ。『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)は、17.6%増の199台を販売し、3か月連続のプラスを維持する。

SUVでは、09年12月にマイナーチェンジを受けた『MDX』が、前年同月比20.7%増の4113台と15か月連続で増加。『RDX』も21.9%増の1297台と、14か月連続でプラスとなった。09年12月に発売された新型『ZDX』は、28.1%減の197台と2か月ぶりのマイナスだ。

ホンダの米国3月販売は、アコード、シビック、CR-Vの主力3車が牽引。一方、米国ホンダのジョン・メンデル副社長は、「東日本大震災により、米国生産車の部品供給に困難が生じており、今後の販売への影響は避けられない」との見通しを伝えている。

《森脇稔》

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