離島航路が一部再開 塩釜・石巻発着

自動車 ビジネス 企業動向
アイコン
  • アイコン

国土交通省海事局は26日、東日本大震災により運航を中止していた、宮城県塩釜市・石巻市と離島を結ぶ航路の再開について発表した。塩釜市〜浦戸諸島、石巻市〜田代島・網地(あじ)島で、限定的な運航を再開した。

大震災により、運航を中止していた塩釜市と浦戸諸島とを結ぶ航路(運航:塩釜市営汽船)は26日午前より、1日4便(2往復)で、桂島との間の限定的な運航を再開した。使用船舶は「うらと」(19トン、旅客定員89名)で、運賃は当面の間、無料。

塩釜市は震災前、3隻の所有船舶で、塩釜〜浦戸諸島各島を15便/日運航していた。震災により岸壁損傷の影響はあったが、関係者の人的被害、船舶被害は無かった。航路の安全調査や航路上の障害物除去などを実施し、25日に試験運航を行なった結果、26日より一部運航再開に至った。

同じく震災により運航を中止していた石巻市と田代島・網地島とを結ぶ航路(運航:網地島ライン)が24日午前より、1日2便(1往復)での限定的な運航を再開した。使用船舶は「マーメイド」(122トン、旅客定員212名)で、運賃は3月中は無料とする。

網地島ラインは、3隻の所有船舶で、石巻〜田代島〜網地島〜鮎川間を14便/日運航していた。震災により待合所が被災したが、船舶被害は無く、発災時乗船中の乗客も無事だった。23日に安全性確認のための試運転を実施、関係機関と協議の上、運航再開を決定した。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集