枝野幸男官房長官は23日の会見で、規制の対象となった食品について、健康被害についてこう述べた。
「(出荷規制や摂取規制したものを)食に供したとしても、ただちに健康に被害を及ぼすものではないし、将来にわたっても影響がでないという数値が観測されている」
また、規制発令の理由をこう語った。
「消費者の不安やこうした状態が継続することに備えての、まさに念のための指示。それ以外の農作物は、これらの地域で産出されたものであっても、こうした指示すら必要がない」
これまで経験しなかった放射線測定値による規制をどう受け止めたらよいのか。枝野氏は、国民にも理解を求めた。
「これまで放射線量が人体に与える影響が充分に周知、認識がされていなかった。多くの国民がより慎重に受け止められることがあるので、どういったことが危険で、どういったことが危険でないのか、丁寧にご説明申し上げたい」