飲酒運転のクルマ、歩行者2人を弾き飛ばす

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9日午後11時10分ごろ、福岡県粕屋町内の町道で、路肩を歩いていた2人の男子高校生に対し、後ろから進行してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。2人は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた35歳の男を飲酒運転などの容疑で逮捕している。

福岡県警・粕屋署によると、現場は粕屋町酒殿付近で片側1車線の直線区間。クルマは高速度で走行していたとみられ、はねられた2人のうち、1人は約50m先まで弾き飛ばされ、もう1人は道路沿いにある倉庫に突っ込み、これを貫通した状態で発見されている。

2人は近くの病院に収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。後の調べで福岡市東区内と須恵町内に住む、いずれも16歳の男子高校生と判明した。クルマを運転していた粕屋町内に在住する35歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出したことから、警察は自動車運転過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑でこの男を逮捕している。

調べに対して男は「須恵町内の居酒屋で3時間ほど酒を飲んだ」と供述。飲酒運転の事実を大筋で認めているという。

死亡した2人は路側帯を歩いていたが、付近に街灯は無く、夜間の見通しは悪かったようだ。

《石田真一》

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