曙ブレーキ工業が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比4倍の107億円となった。
売上高は同83.6%増の1720億円と大幅な増収となった。日本はエコカー補助金終了による販売台数減少の影響があったものの、輸出が好調だったほか、北米や中国、タイ、インドネシアで自動車メーカーからの受注が増加した。また、ロバート・ボッシュの北米事業を買収したため、売上げが急増した。
損益では、日本や中国、インドネシアが大幅増益となったことから、経常利益は同662.8%増の93億円、当期純利益は同375.8%増の59億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。