日本特殊陶業が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比416%増の250億5700万円と大幅な増益となった。
売上高は前年同期比15.9%増の2056億4600万円と2ケタの増収となった。円高による為替換算の目減りがあったものの、ブラジル、インド、南アフリカなどの新興国向けを中心に出荷が伸びた。逼迫した状況が続いていた生産面も落ち着きを取り戻しつつあり、供給も順調だった。
収益では、自動車関連事業の増収の効果で、経常利益は同384.8%増の233億3700万円、当期純利益が前年同期の約10倍の194億2000万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。