横浜ゴムが発表した2010年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比13.5%増の3904億円、営業利益が同52.2%増の263億円と増収増益となった。
タイヤの販売が好調だったほか、ホース配管やシーリング材の販売も伸び、原材料費の上昇や円高による悪化を吸収、操業度の改善やコスト削減の効果もあって大幅増益となった。
タイヤ事業の売上高が前年同期比13.7%増の3102億円、営業利益が同37.4%増の232億円となった。国内は、買い控えの反動や大雪の影響などで需要が伸びたのに加え、付加価値の高い低燃費性能を付加したタイヤの販売が好調だった。海外も世界的な需要回復を受け、米国や中国を中心に販売が好調だった。
経常利益は同30.9%増の189億円、四半期純利益が同25.2%増の113億円だった。
通期業績予想は原材料価格や為替の動向が不透明なため、前回予想を据え置いた。