社長交代、2010年は過去最低

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帝国データバンクは、2010年1年間における全国の社長交代率を調査するとともに、社長の年代別構成や平均年齢、出身大学別・出身地別ランキングなどのデータ抽出・分析した。

同社の企業概要ファイル「COSMOS2」から抽出した121万3263人の社長を対象に行ったもの。

調査結果によると社長交代率は2002年以降、7年連続で過去最低記録を更新し続け、2009年に微増に転じたものの、2010年は2.47%となり、2008年を0.37ポイントダウンして再び過去最低を記録した。

社長の年代別構成では「昭和生まれ」が98.83%、「明治生まれ」が0.01%、「大正生まれ」が1.16%だった。「平成生まれ」は26人いた。

平均年齢は「59歳7か月」と前年比で2か月上昇した。社長の平均年齢を経営する会社の資本金別にみると、大企業ほど平均年齢は63歳付近で一定に推移し、元々平均年齢が低かった中小企業の高齢化が進み、大企業と中小企業の年齢差が徐々に縮小する傾向にあったが、2010年は「10億円以上」の平均年齢が63歳9カ月と、1982年の調査開始以来、過去最高を記録するなど、規模間平均年齢差が広がった。

出身大学別では「日本大学」が28年連続でトップ。2位は「慶応義塾大学」、3位が「早稲田大学」、4位が「明治大学」だった。

社長の出身地別にみると、トップは「東京都」で10万882人で、2位は「北海道」、3位は「大阪府」、4位は「愛知県」、5位は「福岡県」と続く。

出身地別社長数を各都道府県の人口と照らし合わせ人口10万人あたり何人の社長が輩出されているかを調べると、「福井県」が1752人となり、29年連続でトップとなった。以下、2位は「山梨県」、3位は「富山県」。

女性社長の構成比は5.88%と前年より0.1ポイント上昇した。

《レスポンス編集部》

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