【JNCAP】輸入車も衝突試験の対象

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独立行政法人の自動車事故対策機構(NASVA)が報道関係者を対象に行った20日の公開試験。午後の部はVW『ポロ』を使った側面衝突試験が行われた。調達価格の問題もあって、輸入車が日本国内での試験に使用されるのは珍しく、公開試験では初となる。

側面衝突試験では「側面衝突時における車室変形と、それに伴う運転者への加害性」を評価する。前部にハニカムバリアを装着した質量950kgの台車を55km/hで試験車両の運転席側に衝突させる。

サイドカーテンエアバッグ(SCA)装着車が増えてきたことから、2008年度からはSCA装着車両については展開状況や展開範囲についての評価も実施するようになった。SCA無し車両で試験が行われたものの、後にSCAが設定された車種については、メーカーの依頼で試験を行うこともある。

この日のポロはSCA付き。制限された予算の中で実施している試験であり、「車両価格が高額な輸入車を試験対象車に加えることは難しい」とNASVA関係者は話すが、ポロは国産車と大差ない価格だったこともあり、2010年度の対象車に含めたという。

試験前の最終チェックで、VWの日本法人だけではなく、本国から来日したスタッフも参加。公開試験となったため、ギャラリーの多さには若干驚いた様子をみせていた。

《石田真一》

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