後続車の運転手に刺される 一時停止を巡り交通トラブル

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15日午前11時15分ごろ、岡山県津山市内の市道でクルマの通行を巡るトラブルから、75歳の男性が刃物で刺されて軽傷を負う事件が起きた。刺した男はそのまま逃走したが、警察は後に久米南町内80歳の男を殺人未遂容疑で逮捕している。

岡山県警・津山署によると、現場は津山市神戸付近。75歳の男性が運転する軽トラックが標識に従って交差点で一時停止したところ、後続の軽乗用車からクラクションを何度も鳴らされた。

男性がクルマを降りたところ、後続のクルマから降りてきた高齢の男は男性の背中をナイフで刺し、そのままクルマに乗り込んで逃走した。男性は近くの病院に収容されたが、全治1週間の軽傷を負っている。

警察では交通トラブルを起因とした殺人未遂事件として捜査を開始。被害を受けた男性が逃走車のナンバーの一部を記憶していたことから、これを元に捜査を開始。約1時間後には久米南町内に住む80歳の男を割り出し、任意で事情を聞いていたが、男が通行を巡るトラブルが生じたことは大筋で認めたため、殺人未遂容疑で逮捕した。

調べに対して男は「クルマを止め、道を空けないので腹が立ってクラクションを鳴らした」などと供述しているが、刺したことについては否認しているようだ。認知症で通院しており、警察では責任能力の有無についても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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