ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、日本市場での2010年の輸入プレミアム・ブランドでBMWがトップを維持したと発表した。
2010年1月~12月期のBMWの販売台数は前年比12%増の3万2426台となった。BMWはブランド別の輸入車販売台数ではシェア2位だったが、高級輸入車ブランドではメルセデスベンツを抜いてトップだった。
MINIブランドは、同3.1%増の1万1338台となり、両ブランドとも昨年の販売実績を上回った。
2010年は5月にBMW『1シリーズ』、『3シリーズ』、『MINI』のエンジンを、高い走行性能と低燃費を追求するため大幅に改良した。特にブレーキ・エネルギー回生システムやエンジン・オート・スタート/ストップ機能など燃費とCO2排出量を削減するための技術を積極的に採用した。この結果、現在ではBMWのモデル・ラインナップの中で12モデル、MINIでは15モデルがエコカー減税対象、エコカー補助金(2010年9月に終了)モデルとなり、輸入ブランドでは最も多くの車種が対象車となった。
昨年3月に発売した新型BMW『5シリーズ』の販売台数は前年の2倍に増えたほか、新型『X1』も好調だった。
2011年の販売目標は明らかにしていない。