日本鉄鋼連盟が発表した11月の鉄鋼生産概況によると粗鋼生産は前年同月比1.4%増の898万4000tとなり、13か月連続でプラスとなった。
11月の1日当たり粗鋼生産は29万9500tで、前月比2.3%減となった。
炉別生産をみると、転炉鋼が同2.1%減の689万3000tと13か月ぶりにマイナスとなった。電炉鋼は同15.3%増の209万2000tと12か月連続で増加となった。
鋼種別生産では、普通鋼が同2.0%減の687万2000t、特殊鋼が同14.6%増の211万3000tとなった。
また、銑鉄生産は同0.8%増の671万2000tとなり、13か月連続プラスとなった。11月末の高炉稼働基数は前月同様の33基中27基だった。
熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は同2.9%増の792万9000tと12か月連続の増加となった。