三井ハイテック第3四半期決算…プレス用金型好調で赤字幅改善、通期は下方修正

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三井ハイテックが発表した2010年2〜10月期(第3四半期)連結決算は、経常損益が6億8700万円の赤字だった。前年同期の30億円の赤字からは改善した。

売上高は前年同期比42.9%増の378億0700万円と大幅増収となった。自動車向けなどのプレス用金型が好調に推移したため。

営業利益は4億5700万円の赤字で、前年同期の33億円の赤字から大幅に改善した。当期赤字は、前年同期の31億円から15億5800万円と改善した。

通期業績予想は下方修正した。売上高は530億円を予想していたが495億円にとどまる見込み。プレス用金型は計画を達成する見通しだが、半導体市場の需給が軟調となりICリードフレームの受注が予想を下回るため。

損益でも売上げ減少や円高進行による減益をコスト削減などでカバーできず、営業損益は5000万円の黒字予想から一転して6億5000万円の赤字に、経常赤字も1億円から9億円に下方修正した。最終損益は10億円の赤字を予想していたが18億円の赤字となる見込み。

《レスポンス編集部》

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