車外に投げ出され、対向車にはねられる 2人死亡

自動車 社会 社会

3日午前3時40分ごろ、神奈川県川崎市川崎区内の首都高速道路湾岸線下りを走行中のワゴン車が中央分離帯に衝突する事故が起きた。後部座席に同乗していた3人が車外に投げ出され、うち2人が対向車にはねられ死傷。別の1人を含む2人が重軽傷を負っている。

神奈川県警・高速隊によると、クルマは前走車を追い抜こうとした際に中央分離帯へ衝突。そのままスピンしたが、この際に後部座席に同乗していた女性3人が車外に投げ出された。このうち2人は対向車線側まで飛ばされ、対向車線を順走していた乗用車にはねられ、もう1人は自車線に落ちた。

この事故で対向車線側ではねられた16歳の女性が頭部強打で死亡。別の16歳女性が頭部強打で意識不明の重体。自車線に転落した16歳の女性が右足骨折の重傷。後部座席に同乗していたとみられる19歳の男性が打撲などの軽傷。運転していたとみられる18歳の男性と、助手席に同乗していた別の18歳男性。女性2人をはねた対向車を運転していた39歳の男性にケガはなかった。

現場は川崎市川崎区扇島付近で、片側3車線の直線区間。警察では運転者の特定を急ぐとともに、車外に投げ出された3人のシートベルト着用状況について調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース