日産自動車が発表した2010年9月中間期の連結決算は当期純利益が前年同期から1994億円増の2084億円と大幅増益となった。
グローバル販売台数は前年同期比23.8%増の200万9000台と好調だった。日本、中国、北米など、ほぼ全地域で販売が大幅に伸びた。このため、売上高は、前年同期比27.7%増の4兆3191億円と大幅な増収となった。
収益では売上げ増やコスト削減効果で営業利益が3349億円となった。売上高営業利益率は7.8%。経常利益は3151億円と前年同期の約9.5倍の増益となった。
同社のカルロス・ゴーン社長は「2010年度上期の業績は、日産の回復に向けた取り組みが効果をあげていることを示した。日産のバランスシートは健全であり、我々は正しい方向へと勢いよく前進している。下期も引き続き、革新的な商品を相次いで投入することで、利益ある成長を実現していく」と述べた。