ホンダは29日、2010年度第2四半期決算を発表した。連結決算では2010年度大幅な増収増益を見込むが、単独決算では100億円の営業赤字となる。
それについて、近藤広一副社長は「いろいろ努力はしているが、営業赤字になってしまった。ただ、前期に比べると相当改善している」と話す。
営業赤字の原因は言うまでもなく輸出の減少だ。「リーマンショックで輸出が大きく減った。それまで130万台の国内生産のうち、50万~60万台輸出し、それで黒字にしていた」と近藤副社長。それが今期は国内生産が97万5000台、輸出が35万台。
国内事業のほうは、リーマンショック以前よりも改善しているとのことで、「単独決算でも何としても黒字にし、来期の決算発表では黒字と言いたい」と近藤副社長は強調していた。