ホンダが発表した2010年9月中間期の連結決算は、四輪車事業が好調だったことから営業利益が前年同期比338.7%増の3979億円となり、前年同期の約4倍の増益となった。
四輪車の国内売上げ台数は同12.6%増の32万2000台となったほか、海外売上げ台数も欧州を除いて、北米、アジアなどで増加し同11.9%増の179万7000台となった。二輪車事業も主にアジアや南米などの海外の販売が好調で同20.5%増の561万6000台だった。汎用事業も同22.4%増の241万1000台と高い伸び率となった。この結果、売上高は同13.7%増の4兆6133億円と大幅増収となった。
収益でも為替差損や研究開発費の増加があったものの、売上げ増や、増産に伴うコスト影響、コストダウン効果などで税引前四半期純利益は同489.9%増の4223億円、当期純利益は同563.0%増の4084億円となった。