【パリモーターショー10】セアトからEVスポーツ、スペインで実証実験も

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セアト IBE
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フォルクスワーゲンの子会社でスペインに本拠を置くセアトは29日、パリモーターショー開幕前のプレスイベントにおいて、EVスポーツクーペコンセプト、『IBE』の最新モデルを披露した。

IBEは、今年3月のジュネーブモーターショーで初公開。2ドア・2+2のスポーツクーペで、ボディサイズは、全長3780×全幅1800×全高1220mm。全長はセアトの主力ハッチバック、『イビーサ』よりも250mmも短い。

モーターは、最大出力102ps、最大トルク20.4kgmを発生。リアに置かれる2次電池は、蓄電容量18kWhのリチウムイオンバッテリーだ。車両重量は1100kgと軽量な効果もあり、IBEは0-100km/h加速9.7秒、最高速160km/hの性能を発揮する。

今年のパリでは、このIBEがバージョンアップ。ジュネーブの段階では、インテリアが組み付けられていなかったが、今回は内装を表現し、より市販化を意識した内容へ進化した。

また、エクステリアもバンパーなどのデザインを変更。ヘッド&テールライトは、LED化された。ボディカラーがチェリーレッドで塗装されたのも、ジュネーブとの違いとして指摘できる。

セアトはスペインで、このIBEを使用した実証実験を開始する計画。2014年には同社初のプラグインハイブリッドを市販する構想を描いており、EVの開発も急ぐことになる。

《森脇稔》

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