日本精工、トランスミッションを小型・軽量化できる玉軸受を開発

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リテーナープレート付き玉軸受
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日本精工は21日、トランスミッションの全長を短縮できる「リテーナープレート付き玉軸受」を開発したと発表した。

自動車の低燃費ニーズが高まる中で、トランスミッションの小型化が求められている。今回、同社が開発したリテーナープレート付き玉軸受は、軸受外輪とリテーナープレートを一体化することでトランスミッションの全長を従来製品に比べて約4mm短縮することが可能となった。これによりトランスミッションの小型・軽量化が可能となり、燃費向上にも貢献する。

また、リテーナープレートの加締が不要なため、簡単に軸受に組付けることが可能。トランスミッションへの組み立てでは、リテーナープレートが軸受に対して回転するため、ケースへの取り付け自由度を向上した。

新製品は、新興市場や欧州市場で需要が高いマニュアルトランスミッション(MT)車や、燃費性能とスポーティな操作感を両立するデュアルクラッチトランスミッション(DCT)向けに拡販を目指す。

新製品はグローバルな生産拠点から世界各地の需要地にタイムリーに供給可能としている。新製品は2015年に売上10億円以上を目指す。

《レスポンス編集部》

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